中言神社・光圀神社 参拝記録 (天地悠久さん)
「名草山」から北に付き出した尾根の麓に鎮座する中言神社。当社もまた中言神社(吉原)からの勧請であり、かつて15社分霊されたうちの一社。分霊時期は不明。手前に光圀神社がどっかと鎮座しており、中言神社は奥まってしまった格好に。その社は鳥居や眷属神の様子から稲荷社であり、宇迦之御魂神を祀っていると思われます。中言神社への鳥居横に奇岩が座しています。ご本殿の位置からは御神体ではなさそう。「紀伊續風土記」(江戸末期)もこの岩について触れており、「少し頂を露したる石あり 地に入る深さ知りかたし 日前宮濱ノ宮へ遷坐の時御腰を掛けられたる石なりといふ」と。なお境内社として磐長媛命を祀る岩御前社が鎮座していますが、「紀伊續風土記」は同村中から合祀されたと記しており、関連は無さそうです。
おすすめ度:
おすすめ度: