｢高天山｣(現在の金剛山)の南西に位置する、尾根続きの｢神福山(じんぷくさん)｣(794m標高)の山頂に鎮座する社。｢高天山｣を取り囲むように東から南にかけて鎮座する三社を｢高天三社｣(高天三山)と称することも。三社とは高天彦神社、高天岸野神社、そして当社。いずれも式内社であり、高天彦神社は名神大社。山頂にある小祠が当社。またすぐ手前にさらに小さな祠が境内社の笹尾神社。こちらは神福大金神・龍王神・大久保家祖神をご祭神とするようです。式内社 高天山佐太雄神社に宛てられるものの創建由緒等については不明。ご祭神も｢神名帳考証｣が社名との語呂合わせから須佐能雄命を宛てているという、信憑性の低いもの。なぜ式内社となったのかということも含めて、謎と言わざるを得ません。

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