神武東征伝承地の一つ、｢菟田の高城｣候補地の一つとされる｢高城岳｣山頂(標高810m)に鎮座する祠。創建由緒等に関する資料は見当たりません。｢菟田の高城｣とは、記紀に見える｢(｢菟田の血原｣で兄猾を伐って宴を催した際に)菟田の高城に鴫を捕る縄を張った…(以下略)｣という｢久米歌｣に登場する場所のこと。軍の休息に使われた場所と考えられており、一般的に言うところのいわゆる｢城｣といったものではないようです。｢菟田の高城｣の候補地として挙げられているは2ヶ所。もう一つは｢菟田野佐倉｣の｢菟田の高城｣。小高い丘陵の頂に石碑のみが設けられています。ご祭神は龍神、或いは山神(大山祇神)あたりでしょうか。

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