水分神社や｢投石の滝｣があるところから東へ50mほど、地名は｢東吉野村滝野｣、人口わずか9人(平成二十七年)の過疎地ながら大事に祀られる社。全国各地に見られる｢山の神｣の信仰ですが、殊に奈良吉野においては構成する町村のほぼ全域に祀られています。林業で成り立つ地域ならでは。｢もっとも身近な神であり、古代から現代に至るまでしっかりと根付いている｣とは｢吉野地域日本遺産活性化協議会｣。この東吉野村界隈では｢御山神｣と呼んでいることと、斧や鎌などの林業用具に加えて魚の形代が御神木に下げられているのが特徴。魚はおそらく鮎でしょうか。

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