堀越神社 参拝記録 (天地悠久さん)
「大和富士」とも称される「額井岳」東側中腹、「室生向渕」の標高530mほどに鎮座する社。社前には龍神(豊玉姫命)が棲むとされる「龍王ヶ淵」があり、人気の絶景スポット。創建時期等は不明。おそらくは「雨乞い」神事に端を発するものと思われます。これとは別にあくまでも一つの説として、「続日本紀」に伝わる「鹿に水を飲まし給ひ後渕に向かふ」というのが、「龍王ヶ淵」ではないかと。春日神を常陸国から大和国へ迎える際の休憩場所といったところ。これについては同じ「室生向渕」内の北東1.5kmほどに鎮座する春日神社に宛てられていますが、そこには「渕」らしきものが見当たりません。伝承が交錯しているのではないかと考えています。
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