｢紀の国に 止まず通はむ 都麻の杜 妻寄し来せね 妻といひながら｣(巻9)と万葉歌に詠まれた｢妻の杜｣。妻乞いの密かな観光スポットとして知られ、立ち寄る者もいるとか。かつては杜であったのでしょうが、現在は巨樹1本のみ。また同名社(中社・東社)が半径100mほどの間に鎮座しますが、そちらも同様。いずれもかつての神域内であり杜だったのでしょうか。この特別な地に社が建てられたと思われますが、時期やご祭神すらも不明。

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