白山姫神社 (尼寺) 参拝記録 (天地悠久さん)
尼寺廃寺跡の西隣の小丘に鎮座する社。尼寺は8世紀には大半が焼失しており、当社創建は9世紀の862年とされるため、尼寺の鎮守社というわけではなかったようです。
当社の真西にあるのが「明神山」。役小角と泰澄(タイチョウ)という修験道僧が開山したと伝えられています。この泰澄という人物が白山信仰を世に広めた張本人、当社と関連するのは明白。「明神山」自体は二上山と経度を同じくするなど、修験道の輩に開山される遥か上古からの霊峰であったと思われます。その真東に当社が鎮座することから、白山比咩が鎮まる前から祭祀が行われていた可能性もありますが、痕跡は無し。なお鳥居前の道は聖徳太子が斑鳩から科長(しなが、二上山の大阪側麓)へ葬送された道であるとか。
おすすめ度:
おすすめ度: