和歌山県と奈良県の県境、標高360mほどの山中｢谷奥深(たにおぶか)｣に鎮座。｢東ノ川｣に面しており、2軒ほどの民家が見られます。創建由緒等に関する資料は見当たらず不明。周辺に香和津神社(五條市大深町)、河津神社(橋本市須河)と類似した社名の社があります。｢紀伊国続風土記｣には五條市大深町が、｢古は本国の地にして谷奥深と一村なり、川津明神を氏神とす本宮峯奥深村にあり｣と記されているようです。つまり香和津神社がかつては紀伊国に含まれていて、おそらくは本宮であったということかと。香和津神社が瀬織津比咩命を祀っていることから、当社も同じ祭神であろうと思われます。

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