｢吉野川｣南岸の｢阿知賀｣集落の外れ、小山の山頂付近に鎮座する社。小字名は｢中村｣。壬申の乱に勝利した天武天皇が、当地に八幡大神を勧請し賀宴を張ったとされます。この時｢勝賀宮｣と称したと。村名は｢可知賀｣となり、後世｢阿知賀｣へと転訛したとのこと。創建は白鳳八年(668年)と伝わります。大淀町の桧垣本八幡神社からの勧請ではないかと考えられています。奥地にひっそりと佇む社ながらも社殿等はとても美しいもの。また奉斎や維持管理はしっかりとなされており、崇敬の篤さが窺えます。

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