当地は｢斎宮山｣の西麓、斎宮山は天武二年に大來皇女が斎王として潔斎のために滞在した候補地の一つ。現在は脇本遺跡の方が有力ですが。また｢倭笠縫邑｣の候補地の一つでも。宮中にて奉斎されていた天照大神の御魂を、豊鋤入姫命の手により遷された地。いずれにしても、｢斎宮山｣あるいは西方の笠山荒神社を中心として、何らかの関連する史実があったと思われます。｢修理枝｣内には豊鋤入姫が化粧直しをした、また大來皇女が潔斎をしたとされる伝承地もあります。当社に関しては、その天照大神にちなむ八王子神に関連する神社でしょうか。つまり天照大神とスサノオ神との誓約(うけひ)により生まれた五男三女神。なぜかご祭神は｢進雄神｣、おそらくスサノオ神のことかと思われます。

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