菅原天満宮 参拝記録 (天地悠久さん)
土師氏(後に菅原氏)が当地一帯を拠点とし、祖神を奉斎していたとされる社。他の菅原道真公を祀る天満宮とは一線を画します。土師氏は野見宿禰を祖とする氏族。その野見宿禰は出雲国造 天穂日命十四世孫。ただし野見宿禰自体が伝説上の人物であるとも。紀の記述に従えば、殉死の埴輪代替提案の際に「土師臣」姓を賜り、後裔らは代々陵墓築造や送葬儀礼を司りました。埴輪や土師器の製作も。その材料となる土が、近くの赤膚山で採取されています。781年に「菅原」姓を賜ります。「菅」が自生する原だったのかと。そして後に道真公を輩出。創建時期については不明、当地に野見宿禰あるいは土師氏が拠点とした時に、何らかの祭祀が行われたと考えるべきでしょうか。紀に従うなら垂仁天皇の御代ということに。
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