推古天皇九年(601年)に天皇が行幸した際に行宮が営まれたとされる地に鎮座する社。推古天皇を祀ることから、有力な推定地候補と考えて差し支えないでしょうか。北側50mを｢百済川(現在は米川)｣が流れており、これは紀に見える｢滞在中に大雨が降り、川水が溢れて宮庭に満ちた｣というのに合致します。古代とは異なる可能性はありますが、川が屈曲しており洪水が起こりうる地と言えそうです。また近くには、聖徳太子ゆかりの｢筋違道｣が通っていたと考えられています。

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