創建は大同二年(807年)。旧社地は北北東200mほど、現在の｢湖南市役所東庁舎｣の敷地内、遷座は明治六年。南南東5kmほどの｢飯道山｣山腹に同名社が鎮座(信楽町)。当社奥宮とする説も。またそちらこそが式内社 飯道神社であるとし、当社は里宮であるとする説も。信楽町の飯道神社の創建は和銅四年(711年)。当社より100年ほど前。役行者により開基されたとする書が多いものの確証は無し。また僧安皎が｢金勝山｣より｢飯道山｣へ来て庵を結んだとされています。これが当社に関わるとのこと。神仏習合、修験道に支配される憂き目に会ってしまった歴史を持ちます。里宮・奥宮とするには少々距離が離れ過ぎ。そしてあまりに仏教色の強い社は、式内社となり得ないという事例も多く見られます。まったく別の社だったものが仏教勢力により一対のようにされてしまったという可能性も考えています。もしそうであるのなら必然的に当社こそが式内社かと。

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