十八神社 (額井) 参拝記録 (天地悠久さん)
大和富士と称される額井岳(ぬかいだけ、標高821.6m)の中腹に鎮座する社。地元民のお話では鎮座地の標高は500mくらいとか。社伝では神武東征ゆかりの社とし、ご祭神も神倭伊波禮毘古命。境内からは国見山(国見丘の方が有力)や伊那佐山など舞台となった山や、西方には伝説の「鳥見山」の候補地の一つ、「鳥見山(宇陀市榛原)」へも尾根伝いに向かうことができます。書紀には神武軍が稲佐山を進軍しようとする際に、墨坂にて防戦一方で、「島津鳥」の「鵜飼」の援軍(主に食糧か)を待っているという切実な歌が載せられています。この「鵜飼」から転訛したものが「額井(ぬかい)」であり、当地のこととしているようです。なお一般的にはこの歌は、当地ではなく宇智郡(現在の五條市)の阿太地方からの援軍とされています。
おすすめ度:
おすすめ度: