伊賀国の最西端、山添村との境近くに鎮座する社。創建に関して社伝や｢黒瀧神社略縁起｣という古文書によれば、寛弘七年(1010年)に余野池辺社より勧請されたと。余野池辺社は当社より南東2kmほどに鎮座する花垣神社のこと。ところが社名由来には、背後の宮山に滝があり、神霊(龍神)が顕現したとあります。古くから龍神伝承があり何らかの奉斎が行われていたところに、余野池辺社から天児屋根命を勧請してきたといったところでしょうか。明治の合祀令により、北1kmほどに鎮座する岡八幡宮に合祀されたものの、昭和21年に復社しています。

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