天満宮 (茶町天満宮) 参拝記録 (天地悠久さん)
豊臣秀吉の弟、秀長が城主として君臨した「郡山城」。そのかつての城下町の「茶町」に鎮座する社。「茶町」は筒井氏の時代に形成された町ですが、秀長の時代には「箱本十三町」の一町に位置付けられ、城下町内でも特に重視されていたようです。茶の湯が盛んな時代ですが、代々の城主、筒井氏や豊臣氏、柳澤氏はもちろん千利休なども盛んにたしなんでいたようです。創建由緒については不明。文献に見えるのは「滑稽三時行脚」という書に、天保四年(1833年)に「慈眼寺天満宮」へ参詣したという記述があることから、その時代には既に創建されており、またその仏教施設の鎮守社であったと思われます。かつては大いに栄えた「茶町」でしたが、現在はかなり衰微した町に。境内は月極駐車場となっています。
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