春日若宮社 (奈良市中辻町) 参拝記録 (天地悠久さん)
「奈良町」の「京終(きょうばて)」エリア内、「中辻町」に鎮座する社。社前はかつての「上ツ道」。「ならまち」南端に近く、南100mほどに鎮座する椚神社が、かつてあったという「南都南口惣門」の傍らに鎮座します。境内はわずか2坪足らずの狭小社。門で閉ざされており、外からの遥拝のみ可能。「奈良坊目拙解」(享保二十年 1735年)に「春日神社 在肘塚松樹本」と記され、これが当社のことではないかと。「奈良市史」には、この社が宝栄三年(1706年)に焼失、ところが御神体であるという圓器は松樹の上に飛び上がり難を逃れた。新たに祠を設け遷座させたとしています。「肘塚(かいのづか)」は南隣村。詳細地までは伝わっていないようです。
おすすめ度:
おすすめ度: