鱗別稲荷神社 参拝記録 (ひろちゃんさん)
浦河の街を北に抜けて行くと砂利道になり、山の中に入っていくと突然開けた土地に見慣れない朱色の建物が現れます。両柱に注連縄を結んだ鳥居を抜けると拝殿があり、拝殿から本殿まで傾斜のある渡り廊下で結ばれています。横から見ると古代の出雲大社を思わせる雰囲気です。拝殿には由緒が書かれた掲示物があり、古文の様な書き方になっています。読んでみると播州赤穂城崎の方が明治時代開拓で来道し、浦河の地でお祀りしたのが始まりで、平成になって元々お祀りしていた所が傾いたため、新たに造営したようです。御神体は鏡との事でした。山の中でひと気はありませんが、境内は草刈りもされていて信心されている方が定期的に管理しているようです。残念なのは折角の建物が少し朽ちはじめているようなので改修が望まれます。北海道では中々見られない形式のお社です。
おすすめ度: ★★★
おすすめ度: ★★★