龍田大社の関連社といったとらえられ方をされる神社ですが、本来は異なる神社。聖徳太子による創建とされていますが、これも後世の付会。現在は配祀に成り下がっている龍田比古と比女神、こちらが上古からのご祭神であり、主祭神である天御柱神と國御柱神は後の時代に龍田大社から勧請されたと考えられます。また聖徳太子が法隆寺の鎮守社として創建したとするのは、まだこの時代にそのような習慣が無く空想話と言わざるを得ません。この地域の聖徳太子人気にあやかったものかと思います。龍田比古と比女神が龍田山の神霊であると捉えるなら、龍田大社よりも創祀は遥かに古く往時は後発の龍田大社よりも信仰は篤かったと考えられます。

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