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毛呂山町指定記念物史跡
山本坊の芭蕉の句碑
山本坊の二十五世、徳栄法印(別号は紫梅)の建立といわれるこの句碑には「山さとは万歳おそしうめの花 はせを」と刻まれている。江戸前期の有名な俳人、松尾芭蕉への追慕の気持ちが強く、徳栄は、かつて芭蕉が故鄉の伊賀で詠んだこの句を選んで自然石に刻んだものである。この句の意味は、普通ならば正月に訪れる「万歳芸人」が、田舎の山さとには梅の花が咲く春先にならないとやって来ない というような意味であろう。
徳栄は文化四年(一八〇七)生まれで、わが郷土の誇る俳人、川村碩布の門人でもあり、俳号を「曰ニ」といい、多くの句集や短冊に句をのこしている。また、生来文筆に優れ、神社の幟、筆塚などの銘文にその筆跡をとどめている。さらに武を嗜み、幕末の混乱期には村々に起こった無頼の暴徒の鎮圧にもあたった。明治維新後は神官となり、明治十一年(一八七八)に七十歳で亡くなったという。

【 最終 更新日時】2021/01/19 14:03:07