白鳥神社 参拝記録 (shikigami_hさん)
白鳥、とてもいい響きの名の神社。
今回、こちら方面に来たかった理由の一つの神社。ここには内藤慶雲作の江戸流れ尾狛犬がいるのだ。
拝殿に行こうと階段を登っているとおばちゃんが箒と塵取りを持って掃除をしていた。
顔を合わせて、どうも、と言うと、ちょっと風が吹いてきましたね、とおばちゃん。
それから話が始まった。
わたし、ここ掃除に来てもう22年になるの。
それは、凄いですね。氏子さんなんですか?
いいや、わたし氏子にならないか誘われたけれど入らないの。そう言うの嫌なの。ただ掃除に来たいから来ているの。ボランティアなの。でも、これをやっているから、神さまから元気をもらっているの。
おばちゃん何才なんですか?
わたし、88才よ。
ええっ、88!?
そうよ。
背中シャキンとしていますねぇ。
わたし卓球もやっているのよ。
うへー、そりゃ凄い。
この近くに住んでいるおばちゃんだった。話が長くなるので、じゃ、お参りしに行きますと言ってその場を去った。
お参りし、味のある狛犬を見尽くして戻ると、おばちゃんも掃除を終えたところだった。
また、ちょっとお話すると、会津生まれのおばちゃんとわかった。月に4回は掃除に来ているらしい。掃除器具を片付けると綺麗になった階段を降りて去っていった。
境内の樹々に傾きかけた太陽の光が差し込んでいた。
ほっこりした気持ちがあとに残った。
おすすめ度: ★★★★
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