丹倉神社 参拝記録 (天地悠久さん)
「大丹倉」と称される高さ300m、幅500mの断崖絶壁の霊峰の頂上手前に鎮座。社殿等は無く、丸い巨石をそのまま拝するという、古代の信仰形態を残す熊野らしい社。標高は430m辺り。巨石は他所から運んで据えた「磐座」のように思います。縄文時代以前からの信仰かと。創建由緒、祭神とも不明。近藤兵衛や高倉下命、丹敷戸畔等の説が上げられているようです。近藤兵衛とは豊臣秀吉に度重なる武具の献上を行ったという武士(修験者でもあったらしい)。高倉下命については、山頂で修験者たちが設けた高倉剣大明神という社から来ているのだろうと思います。丹敷戸畔はこの辺りをも支配していたのかもしれませんが、そもそも巫女(シャーマン)であり、祀られる側ではなく祀る側。いずれも該当しなさそうに思います。山に籠る神霊を祀っていたとするのが妥当なところかと。
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