春日神社 (赤瀬) 参拝記録 (天地悠久さん)
額井岳、吐山、鳥見山の連峰の麓の集落内に鎮座する社。当社近くから額井岳と貝ヶ平山の間を抜ける国道369号線が走ります。初瀬街道から都祁方面へ抜ける、古代からの要衝であったかと思われます。社頭案内板によると、「奈良春日大社の御鎮座記に『鹿島の宮を出で給ひし武雷命は 途中 伊賀国名張郡夏目郷に着神、次いで 城上郡安部山に鎮まりまし神護景雲二年(768年) 添上郡御笠山御座云々…』とあることにより建御雷神の神幸の沿道である当地に休み給いし縁故により」鎮祭されたとあります。この春日大社創建に至る建御雷神の御幸は、いくつかの他書でも内容をほぼ同じにするため、史実に近いものかと。また当社創建由緒に関しても、当地はその御幸の途上に近いため信用に足るものかと思います。
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