上之郷の石神 参拝記録 (天地悠久さん)
「志摩の三大石神」の一。丘陵地の斜面に岩が10体ほどが座しており、注連縄が懸けられています。祭祀跡であろうことは疑いようもなく、「磐座」というよりも「神籬」或いは「磐境」といったところでしょうか。岩の配置には一見したところ法則性が無さそうに見受けられ、羅列といった状態。ところが実際には何らかの法則があるのかもしれません。いつの時代に据えられたものかはまったく不明。手掛かりとなりそうなのは、すぐ南に谷社という旧村社が鎮座していたということ、伊雜宮のすぐ近くであるということ。谷社は現在は畑の中のようで、立ち入りできそうもなく探索を断念。もし伊雜宮と関連があるのなら倭姫命、あるいは伊佐和登美命が関わる祭祀跡なのかもしれません。
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