国造神社 参拝記録 (天地悠久さん)
「竜門岳」の南東側に面した麓、「津風呂湖」へと流れ込む支流沿いの「柳」の小さな山村集落に鎮座。標高は350mほど。創祀時期は社伝によると崇神天皇の御代とされ、応神天皇の御代に現社地へ遷座されたとのこと。由緒は不明。天武天皇の行幸があったと伝わります。社名「國造」とは国土開拓造成の意から。大己貴命が祀られます。天武天皇行幸を史実とするなら創建はその時期であり、それまでに、例えば応神天皇により祭祀が行われる霊地であったものかと。「竜門岳」は宇陀郡と吉野郡とを分け隔てる地に山頂を有し、また十市郡との境界もすぐ近く。いずれの地からも霊峰と崇められていたと思われます。標高は904mの高山ながら、美麗な三角錐のいわゆる「神奈備山」型。斜面から麓にかけて多くの社が鎮座しています。
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