古市場恵比須神社 参拝記録 (天地悠久さん)
宇太水分神社 中社の境内の一角に鎮座。当地「古市場」はかつて交通の要衝として大いに栄えたものの、織田氏が松山城に入城した際に、現在の「松山地区」へ移されたことによるもの。創建は大正十年に摂津国菟原郡(現在の西宮市)の西宮神社から分霊。かつて当地に市場の守護神として祀られていたものの、市場が移されたことにより当社も遷座されたと伝わります。その後の当社の状況は不明。ところがその「松山地区」内に鎮座する恵比須神社は、松山城三代藩主 織田長頼の勧請と言われています。「古市場」はかつて「西殿」と称されていました。伊勢・熊野方面からの海産物を中心に集散したとされている、戦国時代に発達した市場。定期的に朝市が開かれていたとのこと。例祭である「初えびす」は、宇陀市内では2月7日に当社から始まります。他は同日に当社終了後に松井坐恵比須神社(神事のみ)、10日に榛原えびすにて。
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