当地を原籍とする蜂田連の祖神 天児屋根命を主祭神として祀る社であるとされます。その蜂田連とは、｢新撰姓氏録｣に｢和泉国 神別 天神 蜂田連 天児屋根命之後也｣とある氏族。これ以上の情報は見当たらず詳細は不明。当社は｢鈴の宮｣とも称されます。これは｢鈴占神事｣によるもの。社頭案内には｢今より一千百余年の昔、蜂田連なる人、土焼きの鈴12個を作り、毎年春の初めに神前に供え、音色の良し悪しで、その年の吉凶を占ったとの古事によるもの｣と。この土焼きの鈴は｢土鈴(どれい)｣と称されています。また当社由緒略記には｢近年は、神域の清き土を以て十二種の占鈴の外聞運厄除の御守鈴を作り、神前に献供して祈願をこめ、一般参拝者の乞ひにより授与の事とせり｣とあります。

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