神御子美牟須比命神社 参拝記録 (天地悠久さん)
菟田野町の奥地、小さな山間集落の最奥地の社。社伝によると、宇多天皇の寛平五年(893年)に大神神社より分霊勧請されたと。「三輪の奥宮」と称され、地名も「大神村」(現在は「大字大神」)。大神神社の四月の「鎮花祭」には百合根、夏には小豆が当社より奉納、摂社の率川神社の「三枝祭」には笹百合が奉納されています。「神名帳考証」によるとご祭神は大物主神。ところが社名や由緒から察するにやはり姫神ではないかと。社伝では考証を受け「美牟須比」を「御産霊(ミムスビ)」とし、それは「御祖」と同義であると。その「御祖」は「生母」と称する古語であるとし、つまり「神御子」とは媛蹈鞴五十鈴姫命であると。その「生母」ということは勢夜多々良五十鈴姫命であると捉えています。
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