髙宮神社 参拝記録 (天地悠久さん)
この辺りを本貫とした高宮村主(タカミヤノスグリ)一族の祖神を祀る社。200mほど東に大杜御祖神社があり、こちらのご祭神は天萬魂命。当社はその御子神。高宮氏は書紀 神功皇后9年に、葛城襲津彦が新羅征討に赴き連れ帰った浮人(とりこ)が、桑原・佐糜(サビ)・高宮・忍海などの四邑の漢人らの祖とあります。天萬魂神、天剛風神は記紀には記されず不明の神。この辺りは秦氏も拠点としていて、おそらく秦氏が現在の京都市太秦に拠点を移した後に、高宮氏が拠点としたものとみられています。同じ渡来系つながりか。ただ、高宮氏は大和国葛城地方を拠点としたと考えられていて、謎ではあります。現在は村中のこぢんまりとした社ですが、往時は讃々良郡内最大の社で一宮とも言われたとか。
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