二見興玉神社の元社。二見興玉神社自体の歴史は浅く、創建は明治時代。それまではここで祀られていました。江寺の境内に僧侶が鎮守社として建てたもの。 歴史をたどれば、絶対的な太陽神である猿田彦大神が鎮まる興玉神石と、対をなして宇迦之御魂神が鎮まる天の岩屋において、上古より神祀りが行われていたのでしょう。時代は下り猿田彦大神は絶対的な太陽神の座を天照大神に奪われ、宇迦之御魂神は豊受大神と同神化。そして行基とかいう僧侶が勝手に、興玉神石の御霊代(石の欠片か)を拾い上げてこの寺にて祀ったのが経緯でしょうか。 当地は小高い丘、山神が祀られている聖地を破壊して寺を建てたのでしょうが、当社で祀られる神は興玉神(猿田彦大神)なのか、伊勢志摩一帯の最高神 猿田彦大神なのか、それとも産土の山神なのでしょうか。

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