伏見神寳神社(伏見神宝神社) 参拝記録 (天地悠久さん)
伏見稲荷大社からの案内は無く、おそらく管轄外の独立社。創建は平安初期、山頂付近に鎮座していたとか。また「大神宝使」という役人が朝廷から遣わされたり、宇多天皇の崇敬も厚かったようです。社名の「神寳」とは「十種神寳」。饒速日命の降臨時に授けられた御神宝「天璽瑞宝」。社頭案内は意味不明瞭ですが「十種神寳」が当社に奉安されておりその御守として太祖である天照大御神が奉斎されているということでしょうか。 「十種神寳」は石上神宮に鎮まる三座のうちの布留御魂大神が、それに宿る神(稜威)。行方は不明、石上神宮には存在せず。摂津国住吉郡の楯原神社にあるとも、出羽国の唐松神社にあるとも。また当社にという説もあり、「大神宝使」という役人が遣わされているという伝承から、可能性はあるのだろうと考えています。
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