六所神社 (山添村峰寺) 参拝記録 (天地悠久さん)
巨石の上に建つご本殿、山添村・都祁地方に数多見られる「巨石(磐座)信仰」の一。かつては御神体である巨石(磐座)のみが座し、それを直接拝する社であったものが、社殿がその石の上に「据え」られ、それが「石吸」に転訛、式内社 天之石吸神社となったとされます。「神社覈録」は「阿女能伊波須比」と読むべしと。昭和に古文書や神鏡などが発見され、六所神社または六所明神などと称されていたことが判明したとか。明治期には六柱神社と称していたようです。現社名となったのは昭和になってから。他に式内論社として、ご本殿裏に巨石が座す夜支布山口神社の境内社 立磐神社、春日大社境内摂社 紀伊神社の二社が挙げられています。当時のご祭神は、饒速日命・天忍穂耳命・天津彦根命・天穂日命・熊野忍踏命・熊野忍隅命であったとされます。資料により饒速日命を甕速日命しているものも。大山祇神をご祭神としている理由は不明。
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