高角神社 (高見山山頂) 参拝記録 (天地悠久さん)
標高1248.4mの「高見山」山頂に鎮座する社。大和国吉野郡(現在の東吉野村)と伊勢国飯高郡(現在の三重県松阪市飯高町舟戸)の境に山頂があります。創建由緒等については諸説あり、それは社名の訓み方やご祭神、式内社比定に関しても及びます。「神社覈録」は当社を式内社 高角神社 二座に宛てています。「多可都農(たかつの)」と称するとし、ご祭神は不詳と。二座のうち一座は麓に鎮座するとし、共に水分社と称するとしています。そして「大和志」を引用し「高見旧名高角繭」と、当地がかつては宇陀郡であったかのような記述を。「麓の水分社」とは平野水分神社のこと。「高角繭」は「たかすみ」ということでしょうか。ところが当地を宇陀郡とするのは、無理があるというのが一般的な解釈。事実「宇陀郡」の郡域と想定される東南端からは、5km以上も離れています。「式内調査報告」はばっさりと切り捨てています。
おすすめ度:
おすすめ度: