八柱神社 (誓多林町) 参拝記録 (天地悠久さん)
奈良市東部の山村地「誓多林町(せたりんちょう)」に鎮座する社。地名は仏教由来のようです。西は「春日山原始林」から東は柳生方面まで、東西に長い地区。創建由緒等に関する資料は見当たらず不明。「誓多林町」内にはもう二社、同じ八柱神社が鎮座。どうやら大正時代に当社に合祀されたものの、未だに社殿を残し祭祀が続けられているようです。ご祭神は大山祇神と野椎神との間に生まれたと記に表される八柱。山の土・霧・谷(川)・道(道案内)の神々。山の神霊(大山祇神)が麓に降りてきて農耕の守護神となるまでの、過程の神々といったところでしょうか。真新しい立派な榊が立てられ、境内もよく整えられています。古代からの日本人の精神が受け継がれているように感じさせられます。
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