油日神社 参拝記録 (天地悠久さん)
「日本三大実録」の元慶元年(878年)の状に神階の授与が記され、創建はこれ以前に遡るのは確実。聖徳太子云々は後世の附会としても、天武天皇の御宇くらいまでは遡られるのではないかと。「油日大神」は一切が謎、記紀等には現れない神。在地神か。ただし「油の火の光とともに…」との降臨譚は受け入れ難く、仏教的観念から生じた後世の附会。当社側は「アブラ(油)のヒ(火・日・霊)の大神」としてはいますが。ユダヤの「アブラハム」を由来とするという説も。当社は御神体山「油日岳」山頂に鎮座する奥宮に対して里宮。山頂には岳神社(罔象女神)が鎮座。分水嶺に水神が祀られたものと思われます。この水神こそが本来の神であるのかもしれません。元々は「油日岳」南側にて創祀がなされたのではないか、そちらは伊賀国「柘植」、都介氏が拠点とした地。この謎の氏族が「アブラハム」に関わる何かを祀っていたものかとも考えています。
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