春日神社(彼方春日神社) 参拝記録 (天地悠久さん)
「彼方(おちかた)」という富田林の外れの集落の、さらに外れに鎮座する社。創建については、その近くの滝谷不動を開山したとされる空海などという僧侶が828年に行ったと古文書にあるようですが、もちろんそのようなはずはなく、時期も由緒も不明。明治の合祀政策により、周辺の2社を合祀したらしく、なかでも境内社にある嬉横山天神社が出色でしょうか。横山天神小祠または菅原神社、塩の宮などとも称されていたらしく、「汐ノ宮(しおのみや)」の地名由来になっています。すぐ側の岩の間から潮水が噴き出していたとか。その潮水を利用したのが、現地では有名な「汐ノ宮温泉」だそうです。その岩は黒く、新月と満月には満ち潮があったという話も。現在は温泉病院となっています。
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