奥石神社 参拝記録 (天地悠久さん)
「奥石神社本紀」という書では、「此の地一帯は地避け水涌いて、人の住める処ではなかったのであるが、人皇7代孝霊天皇の御代、住人であった石部大連という翁が神助を仰ぎ、松・杉・桧等の苗木を植えた所、忽ち大森林になったと云う」とあるようです。この石部大連が百数十歳まで生きながらえたことによる「老蘇森」と称されることになったとされています。「繖山(きぬがさやま)」には山頂に磐座が座しているとされ(現地未確認)、当社はそれを遥拝するための里宮、或いは祭祀場であるという見方もあります。「老蘇森」という名称、「神名帳」がいうところのご祭神、澳津比古命・澳津比売命は案外、「奥の石」である磐座を由来として、語呂として宛てられただけのものではないかとも思いますが。
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