椿本護王宮・春日明神社 参拝記録 (天地悠久さん)
巨大磐座群を有する「笠置山」中腹にある、笠置寺境内に鎮座。2社が並立。左殿(向かって右殿)が椿本護王宮、右殿(向かって左殿)が春日明神社。椿本護王宮は笠置寺一山五十ヶ寺の総鎮守。延喜八年(908年)に吉野金峰山から日蔵という僧侶により勧請されたと伝わります。その金峰山寺には日蔵創建による、塔尾山 椿花院 如意輪寺というのがあり、これと関係すると見られています。後醍醐天皇の勅願寺でもあるようです。春日明神社は平成二十八年(2016年)に再興された社。貞慶という僧侶が鎌倉時代に、笠置寺内に春日大社より春日明神を勧請したのが始まり。元弘の乱(1331~1333年)に焼失したままになっていたのを、685年ぶりに再興したと伝わっています。椿本護王宮のご本殿背後には磐座が座しています。御神体として崇められていたようです。
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