杵築神社 (大和郡山市今国府町) 参拝記録 (天地悠久さん)
当地「今国府町(いまごうちょう)」はかつて国府があったことによるもの。創建由緒については伝わっていないようです。旧「今国府村」の氏神といったところかと。当社には「翁の面塚」という伝説があります。北隣の添下郡「小林村」の田の中に「面塚」という塚があり、寛政元年(1789年)にある能楽師が借金のかたとして面を追いていきました。これを見つけた「今国府村」の者であり、両町が祭りに使うことになったと。祭礼日が同日なので、一年おきに使ったようです。「面塚」が現存するのかどうかは不明。大和国の国府については始め葛上郡掖上辺りにあり、次いで高市郡、次いで平群郡今国府村に遷ったとされます。文献から追うと13世紀頃に今国府村に遷されたようです。
おすすめ度:
おすすめ度: