杵築神社 (香芝市狐井) 参拝記録 (天地悠久さん)
狐井城山古墳の北すぐに鎮座。ご本殿背後は狐井稲荷古墳。「狐井」には旧石器時代からの遺跡もあり、縄文時代には大和でもっとも進んだ地であったと考えられています。また弥生時代を経て狐井城山古墳と狐井稲荷古墳という、古墳時代中~後期の重要な古墳が並びます。創建由緒については社伝によると、楠木正成に仕えた赤土家二代正長が当地に拠点を移し、千早赤阪城の鎮守を勧請したとのこと。かつては福応寺の境内社であったようです。境内には「狐井」の地名由来となった「きつねの井戸」や、「かたけ石」なども。狐井稲荷山古墳は昨年末(2020年11月)に巨大な子持勾玉が出土。長さ13cm幅10cmほどもあり、体積では最大。河内国の土師ノ里で発見されているものと形が酷似しており、土師氏が関わったものと推されます。祖神である野見宿禰が角力に勝ち、与えられた領地の伝承地「腰折田」は南西1km足らず。
おすすめ度:
おすすめ度: