豊浦八幡神社 参拝記録 (天地悠久さん)
「佐保川」と「富雄川」に挟まれた肥沃な田園地帯、「豊浦村(現在は豊浦町)」に鎮座。20軒足らずの小さな集落内。金魚の町として知られる大和郡山市ですが、養殖池も周囲には多く見られます。創建由緒等は伝わっていないようです。現在のご本殿の細部が絵様彫刻や極彩色で装飾されており、これは室町末期頃の作風であるとのこと。見世棚造りの二棟を並べ中間を挟む相の間として、一つの屋根に収めたという特異な形式。県指定建造物文化財となっています。寂れた村の鎮守社という趣深い風情を醸しているものの、荒廃はひどく今後が心配な社でも。案内板には古くから伝わる例祭の詳細が記されてはいますが、現在も続けられているのでしょうか。
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