厳島神社 (東吉野村三尾) 参拝記録 (天地悠久さん)
「吉野川」の支流「高見川」に合流する二つの川のうちの「四郷川」上流の集落、東吉野村「三尾」内に鎮座する社。いわゆる深山幽谷の「深吉野(みよしの)」であり、川面で標高500mほど。創建由緒等については社頭案内板に。以下そのまま。「昔から此の地形一帯は地下泉の湧出する所極めて勘く、為に民家は筧によって濁水を湛え飲料水とした。然るに此処には清水滾々(こんこん)として湧出するので、いつの頃からか弁財天を勧請し、此の清水を神水として備進した帯で有名である。如何にこの地下水が神聖視されていたか伺い知ることが出来る。(中略) 従って、おそらくこの御井にて御幸せられしとき、弓削皇子が額田王に贈り与えた歌として『古に 恋ふも鳥かも 弓弦葉の 御井の上より 鳴きわたり行く』と詠まれている(国家火鎮万葉歌集) 三尾の地名とこの三井から訛りこの井戸を中心に発展したもので、当時弓弦歯の名木がこの井戸を掩うていたとの伝説があり有名である」と。
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