霊峰｢己高山(こだかみやま)｣の南西麓の丘陵地に鎮座。由来の項にあるのは、紀の｢廿五五年秋七月庚辰朔壬午、武内宿禰を北陸及び東国の国の様子や百姓の様子を視察に遣わした｣(大意)とあるのに合致するもの。波多八代宿禰の当地開拓に、須佐之男命の八俣大蛇退治が被せられたのであろうと思います。社名｢與志漏(よしろ)｣は｢八代｣が転訛ということらしく、｢世代大権現｣などと称されていた時期もあるとか。境内奥地には現状日本最古とされる製鉄跡もあるようです。

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