吉水神社(元吉水院) 参拝記録 (天地悠久さん)
創建は社伝によると、白鳳年間に金峯山寺の僧坊「吉水院(きっすいいん)」として役行者によってとされています。なお「白鳳」は私年号であるため諸説有り。650~654年、661~683年、672~685年など。以降、明治の神仏分離政策の影響を受け神社となるまでは仏教施設でした。この時は天皇(後醍醐天皇)を仏式で供養するのは問題であるとされたため。まずは後醍醐天皇社となり、二年後に現社名へと改称。 延元元年/建武三年(1337年)には、当社主祭神である後醍醐天皇が「吉水院」の宗信法印の援護を受け、行宮を設けたとされます。場所はすぐ麓の金峯山寺という仏教施設内。どうやら大海人皇子(天武天皇)以来、吉野は「復活の地」という見られ方をしていたのではないかと考えます。義経も後醍醐天皇もこの地で復活を期したのではないかと。
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