野上神社・石荒神社 参拝記録 (天地悠久さん)
(年末のSDカード紛失により写真消失、写真は自身ブログよりダウンロード)
「若草山」の西側麓に鎮座する春日大社の境外末社。小祠が野上神社で巨石が石荒神社。野上神社は春日大社見解として「古都奈良の正月の伝統行事『若草山の山焼き』では、この御社で祭典を行ってから全山に点火されます。御祭神は火の神様であり古来、火難除けの信仰が篤い御社です」と。ご祭神として鎮まる草野姫命は草の神。若草山は山焼きされることあり、人々が目にする平城京側(西側)斜面は草野姫命が鎮まるに相応しい広大な野原状態。春日大社側が火の神としているのは古くは火産霊神であったということ。石荒神社は磐座が御神体であり、それを直接拝する社。野上神社の御神体であるとも。また春日大社の式年造替には、工匠の代理である陰陽師が社前にて荒神祓を受けるとされています。野上神社はかつて火産霊神を祀る社で、石荒神社はその荒御魂を祀る社であったのではないかと。山焼き後の焼け野原から草が生え出した様子から、いつしか草野姫命を祀る社となったのではないかと。
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