南東500mほど、｢王寺町王寺｣に鎮座する式内名神大社 片岡神社の元宮。大和のあらゆる河川を集めて大阪側へ流れる｢大和川｣は、さらに｢竜田川｣などを集めて現在の王寺駅辺りで大きく湾曲。そこへ｢葛下川｣が合流しています。この地の畔、丘陵上に鎮座。往時の社格を鑑みれば湾曲した一帯が神域、現社地までをも含んでいた可能性もあるかと想像されます。創建由緒等はほとんど分かっていません。周辺の地理から察するに水神を祀っていたのではないかと。わずか数坪のみですが、しっかりと奉斎がなされています。

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