久々比神社 参拝記録 (天地悠久さん)
古書、社伝により創建由緒等について諸説混沌としていますが、それらを整理すると以下のようになるかと思います。原初は久久能智神が宿る霊地と考えられていた、次いでこの霊地に天湯河板挙命(あるいは後裔か)が入植し鉄を採鉱した、そして垂仁天皇のホムチワケ皇子の鵠(コウノトリ)神話が創作され当地も対象の一つとなった、さらに天武天皇の御代に物部韓國連久久比命が郡司となり入植したが没し、祀られることとなり創建に至ったと。おそらく以上が真相ではないかと。ご本殿背後は山はその断面が赤土。鉄、水銀が採掘されたであろうことが分かります。ご祭神の他説として多紀理比賣命が挙げられています。これは扁額に「胸形大明神」とあることによるもの。原初のまだ当地が入り江の岬であった頃に祀られていた可能性も。
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