御霊神社 (小和町) 参拝記録 (天地悠久さん)
高天山(金剛山)の東麓、「小和町(おわちょう)」の小さな集落から外れた森の中に鎮座する社。標高は330mほどでしょうか。嘉禎四年(1238年)に御霊神社 本宮より、宇智郡内全22ヶ所に分祀された一社。ご祭神は井上内親王(イガミナイシンノウ)、第49代光仁天皇の后。その光仁天皇を呪詛したとして廃后、また難波内親王(光仁天皇の同母姉)も呪詛し殺害したとして大和国宇智郡に配流幽閉。そのまま2年後に亡くなりました。祟りを恐れたのは、親王を陥れたとされる藤原式家を始め、桓武天皇までも。平安の都を震え上がらせていたと言います。死後、皇后に復位されて鎮魂されています。明治初期に麓から山中へ遷座。経緯は不明ながら村民も恐れたのでしょうか。その麓からは200段もの石段が続きます。
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