源九郎稲荷神社 参拝記録 (天地悠久さん)
宮司さんの研究調査によると、原初は吉野「菜摘」に鎮座していたとのこと。ここには静御前ゆかりの華龍神社(花籠神社)が鎮座。静御前が花籠を編んでいたと伝わります。 郡山城に豊臣秀長が入城する際に、足軽上がりなので守護神が無く、僧侶からの助言で吉野の社を現社地に移したようです。分祀分霊して勧請するというのが通例ですが、そっくりそのまま移したとのこと。それでも現地では細々と奉斎が続いていたものの、洪水で流されてしまったようです。移転については、長安寺村の宝誉という僧侶の夢枕に白狐が老翁の姿で現れ、「我を郡山城の巽に祀ってくれるならば、守護神となって郡山城を守るであろう」と言ったとされます。これを秀長に伝え城内の竜雲郭に祀ったのが最初。現社地に遷座されたのは享保四年(1719年)のことと伝わります。
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