神武神社 (岩上五社) 参拝記録 (天地悠久さん)
「高見川」沿い、東吉野村「木津川(こつがわ)」の小さな山村集落に鎮座。当社に関する資料は見当たらず不明。磐座らしき巨石の上に四棟の祠が鎮座。また背後の磐座らしきものにも、小さな赤い鳥居と「大山祗大神 神霊」と刻まれた石標が立ちます。巨石はともに幅と奥行きは2~3m程度、高さは1m足らずのもの。据え置いたように見受けられます。従って「磐座」と解すべきかと。四棟は右から(向かって左から)弁財天社・愛宕神社・浅間神社・水神社と社名が祠に記されています。Googlemap上は「神武天皇社」と表記されるも、現地を拝欄する限りは「神武天皇」に関するものは見当たりません。当地は丹生川上神社 中社から「高見川」上流1.5kmほど。中社は神武東征時に戦勝祈願が行われた地。また北側の山中には「霊畤(まつりのには)」の候補地の一つがあります。その距離わずか600~700mほど。さらに「高見川」の源流となる「国見山」は、神武天皇が大和入りする目前に「国見」をしたという「高倉山」の候補地の一。これらがすべて史実であるなら、当地はその通過点。当地にも神武天皇の何らかの伝承があったのかも。
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